ムツゴロウさんの名言｜著名人の名言

このサイトでこの男の名言を取り上げないわけにはいかない、もはや生ける伝説、伝説の巨人といっても差し支えない偉大すぎる男・ムツゴロウさん（畑畑正憲）。相手がライオンだろうとヒグマだろうと、大蛇だろうと、どんな動物にもビビらず愛を持って接し、例え指を噛み千切られようと平然と笑える胆力は、ムツゴロウさんが男の中の男だからだと断言できる。

そんなムツゴロウさんの偉大な名言を伝えるには、プロインタビュアーとして知られる吉田豪氏の名著『男気万字固め』より、引用するのが一番。残念ながらこの単行本には収録されていないが、ネット検索すれば男気万字固めの貴重なインタビューを誰でも読むことができるはず。

ムツゴロウさんの偉大さを風化させないためにも、この名言から何かを感じ取ってもらいたいと切に思う次第である。

ムツゴロウ動物王国

ムツゴロウさんの名言1

「ボクはいままで病気も怪我もたくさんしましたけど、怪我や危険を売り物にするとかいうのは大っ嫌いなんですね」

インタビュアーにライオンに噛み千切られた指のことを聞かれ、読者皆が、「え、そうだったの？」と思わず驚いてしまった名言。指の件だけではなく、猛獣との危険すぎる触れ合いも、ムツゴロウさんにとっては危険でもなんでもなかったよう。さすがに普通じゃない。

ムツゴロウさんの名言2

「チンパンジーに噛まれたりゴリラに噛まれたり。いろんなもんに首を噛まれたんですよ。でもライオンのときは、30分ぐらい何もわかりませんでしたねえ」

とても人間の武勇伝とは思えない、自分の耳を疑ってしまう名言。チンパンジーやゴリラ、ライオンといった名だたる動物に首を噛まれているのだから、ライオンに指を噛み千切られること程度、ムツゴロウさんにとってはなんでもなかったのだ。ちなみに、大人のチンパンジーは、ゴリラよりちょっと小さいだけの危険な猛獣です。

ムツゴロウさんの名言3

「すごい打撃力でビックリしましたよ。ライオンってのはパーフェクトな生き物ですね！（中略）熊に抱きすくめられても動けないことはないんです。でも、ライオンに抱きすくめられると1ミリたりとも動けない！」

またしてもとても人間の武勇伝とは思えない、自分の耳を疑ってしまう名言。ライオンに首を噛まれ気を失った際の感想なのであるが、話だけを聞いていると「それは食われかけたのでは？」と勘繰ってしまう。それにしても熊だライオンだと、ムツゴロウさんは修羅場を潜りすぎ！

ムツゴロウさんの名言4

「多少下痢しても翌日には治ってるようにならない限り、生き物とは本当の意味で遊べないんですね」

何の事かと言えば、象と遊んでいたら、象に押し付けられてドロドロになった象の糞尿を飲んでしまったけど、下痢になっただけで済んだという話。象に押し付けられて生きているのも不思議だし、象の糞尿を飲んでも下痢だけで済む鉄の内臓も凄い！

ムツゴロウさんの名言5

「カマドもないから、部屋の隅に石を5個ぐらい並べてるんですよ。そこに鍋かけて、川の水をジャーッと入れて、買ってきたアヒル殺してブチ込んで、アヒルカレー作ってもらって、手掴みで食ってね」

ムツゴロウ流地球の歩き方。ムツゴロウさんいわく、本当に現地の生活を知りたいのなら、現地の人と同じ飯を食い、同じ水を飲まなければならず、それでお腹を下しているようじゃ、視聴者に伝わる本当のレポートはできないんだと。確かにムツゴロウさん以上の動物レポートは見たことがない！

▲PAGE TOP

ムツゴロウさんの名言6

「私が死にかけても、助けに来ないでいいから、カメラを回し続けてくれ」
　　　　　

これぞムツゴロウさんのプロ根性！的な名言。猛獣たちと遊んでいるのは命がけであり、常に死を覚悟して撮影に臨んでいるのだ！ただワンコ好きなだけで、動物大好きを謳う芸能人とはワケが違うんである、ムツゴロウさんの動物愛は！

ムツゴロウさんの名言7

「ボクは何回か象に襲われてるんですけど・・・・・・。（中略）川に叩き込まれて、上に乗っかられたんですよ、殺すために」

でも生きているんだからムツゴロウさんは不死身か!? 川の中で象に踏みつけられたら普通は死ぬところを、奇跡的に川の流れで象の足の裏から脱出できたんだそう。動物のために活動を続けるムツゴロウさんのことを、神も見殺すわけはないのである、きっと。

ムツゴロウさんの名言8

「バカにされて、命まで落としそうになって、震えが止まらなくて、惨めで。ギリギリの命の壁をポーンと越えたようなもんでしょ。その晩はもう眠れないぐらい嬉しかった！」

象に殺されかけたムツゴロウさんの感想。え？殺されかけたのに嬉しいの？と常人にはやはり理解不能な、ムツゴロウさんの世界観。怖かったけど、死の淵を見られたから、成長できて嬉しかったということ？いや、やはりムツゴロウさんレベルのビッグハートじゃなければ理解はできないのである。

ムツゴロウさんの名言9

「帝王切開の跡がガーッとあって、熱帯の皮膚病で股の辺りがグジュグジュになってるんですよ！こんなんでよく商売になるなって」

ムツゴロウさんがピグミー・マーモセットに会うために赴いた、ブラジルのタバチンガの売春クラブで出会った娼婦に対する感想。ムツゴロウさんは酔いつぶれた娼婦を介抱してあげただけであるが、ひと目見ただけで、彼女の股が熱帯の皮膚病に罹患していることを見抜いてしまうのだから恐れ入る。

ムツゴロウさんの名言10

「3人ぐらいで洗ってくれるんですけど、これが裸の女の子だからどうしても勃っちゃうんですよね（笑）。（中略）バスに浸かって、美女をはべらして、パスタ食って」

これまたムツゴロウさんが、違うブラジルの売春宿での体験談。一ヵ月風呂に入れない取材を続け、やっと大きな街に辿り着き、温かいシャワーが出るからという理由で地元タクシーの運転手に連れて行かれたのが「ローマンバス」という売春宿。もちろんムツゴロウさんが一線を越えるようなことはしないが、男性の本能だけは抑えることができなかった様子。

▲PAGE TOP

ムツゴロウさんの名言11

「ブリーフだと体温と同じなんですよ。トランクスのほうが全然いいです。風が吹き抜けると、結構温度が下がるんですね」

ムツゴロウさん流・睾丸健康法。師曰く、犬は睾丸が冷えていたほうが健康で非常に元気がいいらしく、自身も睾丸を冷やして健康になるために、ブリーフを穿いたときとトランクスを穿いたときで、睾丸の温度を計ったんだそう。結果、トランクスが最高との結論。

ムツゴロウさんの名言12

「『俺はハングリーだ。朝飯を食う権利がある！俺が貧血で倒れたらどうしてくれるんだ！』って馬鹿なことばっかり言ってたら、『出ていい』って言うんですよ」

ムツゴロウさんはとある国で、戒厳令状態の軍隊に占拠された街のホテルで一泊。朝飯を食べるためホテルを出ようとするも、兵隊は銃を突きつけ制止。しかしムツゴロウさんは、まったくビビることなく上記名言を言ってのけたのだからかっこよすぎ！無鉄砲とも言えますが・・・・・・。

ムツゴロウさんの名言13

「牡馬がペニスをダーッと立たせて牝馬の尻尾んとこシャッシャッとやると陰部が開いてオシッコがピュピュッと出る。それを表現したらみんな喜んだ、喜んだ！」

とある国の遊牧民のテントで宴会を開いてもらった際のエピソード。イマイチ盛り上がりにかけたので、ムツゴロウさんがひと肌脱ぎ、牡馬と牝馬の交尾シーンを熱演！たちまち宴会は爆発し、飲めや歌えやの大騒ぎに。下ネタってのは万国共通なんだとしみじみと実感させられるエピソードなのだ。

ムツゴロウさんの名言14

「（ヒグマのどんべえが）メスだったもんですから、私と交尾したくて交尾したくて毎晩大変でした。ホントに昼も夜も狂ったようでしたよ！でも勃たなかったですね」

飼育していたヒグマのどんべえとのエピソード。ムツゴロウさんのような偉大な男の魅力は、生物を超えて伝わるようで、ヒグマのどんべえはムツゴロウさんとの子供を授かろうと、猛烈アタックしてきたというからとてもいい話だ。でも当たり前ながら、ムツゴロウさんは勃たなかったんだなあ。

ムツゴロウさんの名言15

「オーストラリアなんかは、どんな飲み屋に行っても女の子が知ってますよ。すごいモテるんです」

ムツゴロウさんが監督、脚本を手がけた『子猫物語』は日本だけに留まらず、世界的大ヒット。“MASANORI HATA”の名は世界に轟いており、どこに行ってもサイン攻めに合うんだそうだ。偉大な男に国境は関係なく、シンパシーを感じ取れるのだろう。ムツゴロウさんの場合は動物も。

▲PAGE TOP

ムツゴロウさんの名言16

「ボクは勤めて月給もらって暮らすなんてことを、夢にも思ったことがないんです。ボクはやりたいことをやることは得意だったんですけどね。会社に勤めて、毎月月給をもらうっていうことがこの世の中にあるということすら、あまり知らなかった」

シビレまくるムツゴロウさんのアナーキー的名言！ムツゴロウさんは東大大学院を出てから結婚、その後、自分探しの旅に出て、東京の山谷に行き着き、ギャンブルで生計を立てていたんだそう。山谷を出てからも就職するなんてことは考えずに今に至るんだそう。

ムツゴロウさんの名言17

「とんでもなく残酷な試合だったと思います。もう違うんですもん。いつノックアウトするかが問題で、始まった時に勝負がついてた試合ですね」

ボクシングファンの語り草になっている伝説の畑山隆則vs坂本博之も、運動生理学を学んだムツゴロウさんの目には、試合前から勝負が見えていた!? ムツゴロウさんは実は格闘技に造詣が深く、猪木vsモハメド・アリや、惜しむらくも消滅してしまった格闘技興行・PRIDEの試合も鋭い考察を述べている。

ムツゴロウさんの名言18

「明日がわからんちゅうのがいいんです。（中略）予定がないほど嬉しいし、困難なほど嬉しいんです」

意外にも、ムツゴロウさんがナビゲーターを務めた『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』に決められたスケジュールはなく、すべて行き当たりバッタリでロケを行っていたんだそう。だからこそ、後世にも確実に残る衝撃映像の数々がカメラにおさめられ、圧倒的迫力の映像を目にした視聴者はぶっ飛び続けたのだった。
ムツゴロウさんの名言はこれにて完。ムツゴロウさんのインタビュー全文を是非読んでいただきたいので、以下のリンクを参照して欲しい。
ムツゴロウさんインタビュー